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From Research Inquiries

2008年12月22日

【要約 FLIS(フリス)】

 最近マスコミ各社がFLIS(フリス)やWebFLIS(ウェブ・フリス)を取り上げ始めた。永年FLIS研究を通じてFLIS運用サポート・サービスを展開している弊社では、これを機に「要約 FLIS」と題した記事を用意した。これは過去からの記事を抜粋して初心者にもできるだけわかりやすく解説したものである。また弊社では今後とも随時FLISやWebFLISの記事を更新するとともに日本や世界の動向についてもできる限り紹介していく予定である。



■FLIS、Web FLISとは

 FLISとは米国連邦兵站情報システム(Federal Logistics Information System)の略である。ここではLogisticsを兵站と訳したがそのほか後方支援という言葉もある。今後FLISが広く行き渡るとともにロジスティックスという言葉も定着してほしいものである。FLISはいわゆる米国装備品のデータベースである。数千万にのぼる品目 ―それこそ消しゴムから航空機システムまで― が統一された分類方法によりその性能や代替品、価格情報などがわかるデータベースになっている。

 ところでここで言う装備品とは何も正面装備品だけを指しているのではない。需品、例えば生活用品や食料品、被服などの品目もデータベース化されている。米国では50年以上も前からこれら装備品の効率的且つ効果的な運用を目的としてFLISを構築してきた。そして現在ではインターネット上で誰もが自由に利用できるシステムになったのである。

 このインターネット上で利用するFLISのことをWeb FLIS(ウェブ・フリス)と言う。インターネットの台頭に伴い、2005年からWeb FLISはリアルタイム情報として大幅にその機能が強化された。なかでもPublicサーチは誰でも自由に情報が入手できる公式ウェブサイトとなった。何故このように誰もがどこでも使えるようにしたのか。それは米国がもはや米国内だけにとどまらず世界各地で利用する必要性がでてきたからである。また米国だけにとどまらず同盟諸国や友好国が共同して運用する環境になってきたことを示している。

 日本でもWebFLISのPublicサーチが利用可能となっているが、まだ本格的な運用には至っていない。今後防衛省はもちろん、日本の装備品メーカや商社などでも更なる利用が求められることになる。なお現在弊社ではWebFLISの運用サポート・サービスを展開して、日本語による利用マニュアルの提供やオリエンテーション、DODや海外装備品メーカへの調査依頼などユーザが運用しやすい環境づくりを目指している。

 ところで現在、次の3種類のWeb FLISが提供されているが、通常誰もが利用できるWeb FLISとはPublicサーチを指している。他の2つのWeb FLISは特定ユーザ向けとして別途登録と認証が必要となる。

①誰でも利用可能なPublicサーチ
②DOD登録業者のみが利用できるBSMサーチ
③登録利用者向けのRestrictedサーチ


 ちなみにWebFLISの利用目的としては次のような場合が考えられる。これらの目的はユーザが装備品を調達あるいは取得する場合に、また入札に参加する場合に装備品の仕様を調べたり、同等品やメーカ調査を行なったり、また見積価格の算定価格情報として利用するケースがある。

①枯渇部品の代替品を知りたい。

②メーカ部品番号がわかるがNSN番号がわからない。

③どこのメーカ部品かわからない。

④関連するMILスペックを入手したい。

⑤部品の性能データ、素材データが欲しい。

⑥価格(米国政府による標準価格)が知りたい。

⑦関連するFIIGを知りたい。

⑧会社情報を知りたい。

⑨現在のNSN番号がキャンセルしたかを確認したい

⑩メーカー・カタログが欲しい。

⑪契約実績が知りたい

⑫エンドアイテムが知りたい。

⑬発注のエビデンス情報として利用したい・・・など。
 
 
 詳細は以下リンクよりご確認下さい。

米国カタログ制度とFLIS

米国連邦カタログ制度とFLIS

WebFLISの知識①-FLIS(フリス)の基礎知識 
 
WebFLISの知識②-WebFLIS(ウェブ・フリス)と取り巻く環境


■NSNとは

 NSNとはNational Stock Numbeの略称である。一言で言えばFLISに登録された装備品に付けられた13桁の番号体系のこと。ちなみにMILスペック品もNSNに登録されている。その意味でFLISはNSNの集合体であると言えよう。このNSNには物品名、識別データ、管理コード、価格、性能データ、同等品データ、メーカ情報など多数の兵站情報が組み込まれている。

 詳細は以下リンクよりご確認下さい。
 
WebFLISの知識⑥―国際共通語となったNSN


■NCSとは

 NATOコード化システム(NCS)とは、FLISを基本としたNATOデータの統合兵站情報システムである。NATO装備品の識別、分類および補給のために品目に物品番号(このことをNATOストック番号という)を付けてコード化し、加盟諸国に共通したシステムの提供をしたものである。これによりFLISは単に米国のものから一躍世界のFLISへと飛躍を遂げ、NCSに加盟する諸国(現在56カ国)はFLISを基本としたNCS装備品データベースを相互に運用することができるようになっている。

 上記NCSの事務局であるNATOコード化委員会(NCB)はNATO加盟国および、非NATO諸国から構成されている。オーストラリアやシンガポール、韓国など非NATO諸国も後援(スポンサー)国として協定に署名し、NSCを利用して恩恵を得ている。なお日本はNCSに加盟していないためにNCS情報は利用できない。

  
 *NCSに加盟する諸国(NATO諸国・非NATO諸国)(2008.10時点)
 
ベルギー・ブルガリア・カナダ・チェコ・デンマーク・エストニア・フランス・ドイツ・ギリシャ・ハンガリー

アイスランド・イタリア・ラトビア・リトアニア・ルクセンブルク・オランダ・ノルウェー・ポーランド・ポルトガル

ルーマニア・スロバキア・スペイン・トルコ・イギリス・米国・アルバニア・オーストリア・アルゼンチン

オーストラリア・ブラジル・チリ・クロアチア・エジプト・フィンランド・グルジア・インド・インドネシア・イスラエル

韓国・クウェート・マケドニア・マレーシア・モロッコ・ニュージーランド・オマーン・パプアニューギニア

フィリピン・ロシア・サウジアラビア・シンガポール・南アフリカ・スウェーデン・タイ・トンガ・ウクライナ

(※中国は加盟準備中)

 詳細は以下リンクよりご確認下さい。

WebFLISの知識③-グローバル・ロジスティックス(兵站)への架け橋


■PACSとは 

 NCSの波はアジア諸国にまで押し寄せている。現在NCSはNATO諸国にとどまらず、非NATO諸国も加盟することができる。太平洋に面するアジア諸国の国防兵站担当者が一同に集まり、この装備品データベースの相互運用性を協議・推進させるPACSという研究会(セミナー)がある。日本はPACSのオブザーバーとして参加しているがNCSに加盟していないためにNCS装備品データベースの使用や日本のメーカによる装備品の登録はされていない。

 詳細は以下リンクよりご確認下さい。

WebFLISの知識④―PACSと近隣諸国の兵たんシステム
 
  
 
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