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2007年07月08日

QPLやQMLが無くなる? 

代わりにQPDが登場!
すでにご存知と思われるが昨年から米国防総省(DOD)はMILスペックに付随して提供されてきたQPL(認定品目表)とQML(認定業者表)をいずれ廃止し、新たにQPD(認定品目データベース)として再構築したことを発表した。そこで改めてQPLやQMLについて検証し、この新しいQRDについて紹介する。


QPLとQMLの廃止の理由
これまでDODは取得改革(Acquisition Reform)の一環として取得業務の迅速化、効率化を推進してきたが、従来からのQPLやQMLの改訂プロセスではもはや「スピード的に」市場の動向を捉えることが困難になってきたことがあげられる。即ちQPLやQMLは認定品や認定業者が変更されるたびに改訂版が発行されてきたが、発行プロセスに手間隙がかかり、実際の製品情報や業者情報とのギャップが常時問題化していた。改訂版QPLが発行される頃にはすでに認定品や業者が変更されているという現実があったわけである。そのうえQPLやQMLを更新するためのコストも度重なる改訂で増加した。このたびDODはQPLとQMLをデータベース化して公開し、更新を図りながら最新情報をユーザに公開することに踏み切ったわけである。

QPL・QMLの定義
DODにより従来から行われてきたQPL・QMLにおける「認定業務」とは次のとおり。
1.メーカや代理店など調達業者による物品やプロセス、部材などを検証し、試験を行うこと。
2.MILスペックの要求に合致しているかを決定すること。
3.取得計画に先行しているか、独立しているかを検証すること。
4.QPLとはDODの認定要求に合致した物品一覧表である。
5.QMLとはスペックの要求に合致した物品を製造することを可能にする認定された製造工程や過程、材料などの一覧表である。

DODの認定業務の背景
DOD標準化部門における認定業務ワーキング・グループ(QWG)では人員削減や同時的な認定データの生成を目標に、21世紀における自動化されたDOD認定プロセスの創生を提唱してきた。それを受けた標準化推進委員会(DSPO)ではこれら認定作業のオンライン・データベース化を目標に、ユーザ・ニーズに合致した各種認定作業の調査、設計、構築を行ったわけである。

QPDの誕生
その結果、この新しいオンライン・データベースはQPD(QualifiedProducts Database:認定品目データベース)と称され、2006年4月3日から正式稼動した。この結果、従来からのQPLやQMLは徐々にQPDに移管され、オンライン・データベースとして利用可能となった。今後は個々のQPLやQMLのデータ更新がされる際に認定データセット(QDS)と呼ばれるデジタル・データに変換されてQPDで使用可能となる。なおその際に従来からQPLやQMLを入手していたDODサイト等には変換通知(Transformation Notice)が掲載され、QPDデータベースの利用を指示される。その結果QPLやQMLは徐々に減少し、いずれは無くなる。

今後のQPDの利用方法やデータの入手方法
今後QPDを利用し、認定品や認定業者データを入手するために弊社では支援サービスを展開してQPDの利用方法やQPDデータの入手方法などの具体的な利用を促進させている。

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