このたび韓国政府(DAPA)と米国ボーイング社はF-15戦闘機の運用・持続のために5年間のPBL契約を締結したと発表した。またボーイング社のパートナーである現代グロビス社(韓国現代自動車グループ企業)は韓国空軍に対して統合サプライチェーンによる装備品や代替部品の調達、サプライヤー契約、および顧客メンテナンスデポや韓国防衛産業界と連携して効率的な物流・配備プロセスを提供するとしている。契約高は約3億ドル。 ( DCメール 2012年3月15日 No.313)
わが国の次期主力戦闘機は大方の予想通りF−35に決定した。ロジスティクスからの見地ではF−35は航空機ではなくエアシステムである。エアシステムとは不測の事態における即応性の持続を強く意識したオートノミック・ロジスティクスという概念に則っている。F−35選定には同盟国であり、主要開発国である米国の意向が当然ながら強く働いていると見る。米国は常々わが国のロジスティクス体制の立ち遅れを指摘しているが、わが国としてはF−35の採用を機に、早期に関係各国とのシームレスなロジスティクス体制への変革を実現しなければならない。また次世代型世界標準のデータ品質管理基準に則った装備品データベース構築の研究に着手することで、近い将来に必ずおこる装備品の枯渇問題や維持持続体制の不備により他国の介入という不測の事態を招く結果を回避しなければならない。そこで2012年新春提言として次期主力戦闘機F-35の導入が決定したことで急務となる新たなロジスティクス体制への変革について、その要因をできるだけわかりやすく解説する。(DCメール 2012年1月1日 No.308)
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